ParsecでリモートワークをしているとショートカットやWindowsキーが上手く動かない

2022/08/20

Parsec

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Parsecを使用したリモートワーク

リモートワークのためのツールはいくつかありますが、その中でもParsecは無料でも使えるので選択肢の一つとしてあがりやすいツールです。

Parsecは元々は仕事用のアプリケーションではなく、ゲームをリモートで行うために開発がされたものなので、音や映像の遅延が殆どないのが特徴です。
そのため映像制作などに向いたリモートワークのアプリといえます。

Parsec経由だとAfterEffectsやPhotoshopなどで動作しないショートカットがある

 ゲーム向けに開発されたためか、単純にコンピューターを遠隔操作できるようにする、ということ以外の機能もあるようで、それらのParsec自体の機能との兼ね合いのためか、一部のショートカットが動作しないことがありました。

例えば、AfterEffectsでレイヤーをプリコンポーズする「Ctrl+Shift+C」や、レイヤーを分割する「Ctrl+Shift+D」などが、Parsecを使ってリモートしていると動作しないといった問題がありました。

Parsecのホットキーの設定を変更する

 上記の問題は、Parsec自体に設定されているショートカット(Hotokeys)と、AfterEffectsやPhotoshopなどのショートカットが重複してしまっていることが原因でした。

解決するためには、Parsecのショートカットの設定を変更して、Parsecでのショートカットを使用しないようにする必要があるようです。
Parsecの歯車アイコンからSettings画面からHotkeysの設定画面を開き、各ショートカットの設定を変更していきます。
それぞれの設定エリアをクリックし、Enterキーを押すとそのショートカットが使用されなくなります。全てのショートカットを無効にすれば、おそらく動作しないショートカットはなくなるかと思われます。

How to change Hotkeys setting in Parsec.
Parsecでのショートカット設定変更

Windowsキーがクライアント側で動作してしまう

Windowsキーを使用した処理がリモート先のPCではなく、手元のPC(クライアント側)で動作してしまうことがあります。

例えば、画面キャプチャーのショートカット「Windowsキー+Shift+S」や、仮想デスクトップの切り替えのショートカット「Win + Ctrl + →」などです。
「Alt + Tab」などもクライアント側で動作してしまうようです。

Immersive Modeの設定を変更する

上記のWindowsキー関連の動作の問題を解決するためには、クライアント側のParsecで、ClientタブのImmersive Modeの設定を変更する必要があるようです。

 Immersive Modeの設定を「Keyboard」に変更すると、Windowsキーがリモート先のPCで動作するようになります。もしマウスでも同様な動作がある場合は、「Both」に変更すると良いようです。

How to edit Immersive Mode setting for Windows key in Parsec
 

ただし、Bothに設定した場合マウスがParsecの画面の中から出てこれなくなり、Parsecとその他のアプリを行き来するのが面倒になってしまうので、ご自身の環境に合わせて設定を行うと良いと思います。

 

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