[3dsmax]maxファイルを開くと意図せずシーンコンバーター(Scene Converter)が開いてしまう

 

ファイルの互換性をチェックするシーンコンバーター

3dsmax2020から、「シーンコンバーター(Scene Converter)」というシーンファイルの互換性をチェック・変換を行う機能が追加されました。
古いmaxデータで使われていた形式のプラグインが見つからないなどのチェックをして、それらを削除などする機能のようです。

特にmentalrayを使用していないのにシーンコンバーターが出てしまう

特に古いデータを開いたわけではないのに、シーンコンバーターが開くことがありました。
内容を確認すると、特に使用していないのに、mentalray関連のプラグインが読み込まれていることが原因のようでした。

環境によって異なりますが、以下のmetalrayなどが読み込まれていることが多いようです。
FileName：mrmaterialattribs.gupクラス：mental ray：マテリアルカスタム属性
FileName：mrMaterialAttribs.gupクラス：mental ray：間接照明カスタム属性
FileName：mrMaterialAttribs.gupクラス：mental ray：ライトシェーダのカスタム属性

シーンコンバーターで古い形式のプラグインなどの要素を削除する

該当のmaxファイルを開いて、シーンコンバーターを開きます。（上部メニューの[レンダリング](Rendering) > [シーンコンバータ](Scene Converter)からでも開けます）

Current  scene statusの「Expand..」となっている青い文字のところをクリックすると、シーンコンバーターが開いた原因の詳細が記載されています。

Current Presetの中から、「Remove Invalid Legacy Elements」を選択し、右下の「Convert Scene」ボタンを押します。
すると、シーンファイルの変換が始まります。
変換が完了したmaxファイルを保存すれば、次回開いたときには、シーンコンバーターは開かなくなっています。