maxファイルのサイズが大きい原因
3dsmaxのシーンファイルで、オブジェクト数が増えてきたりすればもちろんファイルの容量は大きくなるのですが、不用意にファイルサイズが大きくなることがあるので困ります…。
ファイルサイズが大きくなると、maxファイルを開くのにも、保存するのにも時間がかかるようになり、作業に支障をきたすようになってしまいます。
もちろん、基本設定(Preference)のファイルタブから「保存時に圧縮」(Compress on save)をオンにすれば、保存時に自動でファイルサイズを最大約1/5に圧縮することができるのですが、データとして重くなってしまう原因にいくつかパターンがあるので、まとめてみます。
モデリング中にファイルサイズが大きくなる①
ファイル > 新規作成[New Scene]からオプションで、「オブジェクトと階層を保持」[Keep Object and Hierarchy]を選択する。この方法は、アニメーションのキーフレームが削除されてしまうので注意して下さい。
また、シーンにBipedがある状態で実行すると、その場はうまく動作したように見えますが、ファイルを保存して再度開こうとすると、エラーでファイルが開けないことがあるようなので、その場合はBipedを削除してから新規シーンへ移行して下さい。
モデリング中にファイルサイズが大きくなる②
ポリゴンを編集モディファイヤ[Edit Poly]が多く使われていると、ファイルサイズが大きくなりやすいようです。適宜集約してデータを整理するとファイルが軽くなります。一つのEdit Polyモディファイヤでも、その中で様々な編集を行っていると意外とデータが重くなっていることもあるので、注意が必要です。
Bipedでアニメーション作業中にファイルが重くなる
Bipedの[Copy/Paste]の項目で、勝手にCollectionが大量に複製されていることが原因の場合が多いので、削除します。
xRefScenesやシーンの合成などにより、Collectionが自動的に読み込まれて、気づかないうちにポーズのコレクションが大量になっていることがあるので、注意が必要です。
Bipedを削除したシーンでも、Bipedの削除前にポーズのコレクションが大量にあった場合、コレクションだけがmaxシーンデータ内に残ってしまうようで、これもデータ量増大の原因となります。
この場合、新規にbipedを作り直して、同様にコレクションを削除する必要があります。
その他、原因不明でシーンが重くなる
トラックビューにゴミデータが勝手に溜まって しまうことがあるようで、以下のスクリプトで対処できる場合があります。ただし、アニメーションのデータが消える可能性もあるので、別名保存やスクリプト実行後にデータに不備がないか確認する必要はありますので、ご注意ください。--アニメーションレイヤー関連のノードの削除
t=trackviewnodes;n=t[#Anim_Layer_Control_Manager];deleteTrackViewController t n.controller;gc()
--モーションクリップ関連のノードの削除
t=trackviewnodes;n=t[#Max_MotionClip_Manager];deleteTrackViewController t n.controller;gc()
・参考ページ
https://tech.autodesk.jp/faq/faq/adsk_result_dd.asp?QA_ID=6445
https://area.autodesk.com/blogs/maxstation/n103_some_other_variations_of_files_that_are_too_large_or_take_up_too_much_memory
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