2つの映像(フッテージ)を比較する方法
2つの映像を横に並べて比較してもいいのですが、色が少しだけ違う、数ピクセルだけずれているなどの、ごくわずかな映像の差を見つけるのは難しいです。
そこで、2つのフッテージをレイヤーで重ねて、比較することで違いを洗い出す方法を紹介します。
AfterEffectsの合成モード「差」を利用する
AEの合成モード「差」を利用することで、2つの映像の違いを見つけることができます。下の画像では、赤い円の位置が微妙にずれている2つの映像を合成モード「差」で重ねることで、
2つの映像のずれていない部分が黒くなり、ずれている部分だけが目立つ色になり、分かりやすくなっています。
合成モード"差"を利用する |
2つの映像が同じ場合はRGB値の差が"0"なので、黒く表示される、ということです。
より細かい違いを見つけたい場合は「露出調整」を使う
上下のレイヤーの差が小さい場合、ぱっと見では黒に見えるかもしれませんが、わずかな違いがあり、色がついていることがあるので、そういった細かい差も見つけたい場合は、「露出調整」で一時的に表示の露出だけを上げると、小さな差も見つけやすくなります。
露出調整 |
なぜ、”差”で重ねて確認が必要か
リテイクが修正されたムービーを、リテイク前のムービーと比較して、修正作業が適切に行われているか、などの確認によく使っているのですが、
「何かの拍子にレイヤーを動かしてしまった」などのケアレスミスの確認、防止にもなります。
また、遊技機(パチンコ・パチスロ)などの場合、途中で映像が分岐することが多々あるので、共通部分にずれがないかといったことの確認にも便利です。
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