以前の記事で書いた、photohospのフィルター「カットアウト」を使った実写テクスチャーをアニメ調(美術背景風?)にして、セルルックCGになじむように調整する方法について、追記したいと思います。
最近も仕事でセルルックの背景を制作することがあり、他のフィルターの方がクオリティーがよいと感じることがあったので、そのあたりについてメモしたいと思います。
各設定値はあくまで参考までと思って下さい。
■アニメ調テクスチャに適したPhotoshopフィルター
「パレットナイフ」
一番美術背景の雰囲気に近いと思います。設定値はストロークの大きさは10~15ぐらい、ストロークの正確さは3、線のやわらかさは10あたりがよいかと。
「カットアウト」
ガッツリ情報を削ることもできるフィルター。設定は、レベル数、エッジの単純さはどのぐらい情報を削るかに応じて設定し、エッジの正確さは3といった感じです。
「塗料」
情報の削り具合としてはパレットナイフと同じぐらいですが、雰囲気が違います。設定はブラシサイズが8ぐらいでシャープを20程度、ブラシの種類はシンプルを使うという感じです。
お好みで、これらのフィルターに加えシャープやブラー系のフィルターをかけてもよいかと思います。
これらのフィルター処理をしたレイヤーを、以前の記事同様に描画モード「輝度」で重ねて、不透明度で微調整します。
個人的には、パレットナイフが一番しっくりくる感じがしますが、ディテールの残し具合などによってフィルターを選択する必要があると思いますし、「カットアウトで大きくディテールを削ったレイヤー」と「パレットナイフでディテールを残したレイヤー」など組み合わせて使ってもよいかと思います。
このあたりはまだまだ研究の余地がありますね、手描きできれば一番いいのでしょうが、私のように絵心がないと・・・。
今後、painterなど他のソフトでも試してみたいと思います。
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