実写素材のテクスチャをディテールのあるアニメ調に調整する:その②

2013/10/06

Photoshop Texture

t f B! P L

以前の記事で書いた、photohospのフィルター「カットアウト」を使った実写テクスチャーをアニメ調(美術背景風?)にして、セルルックCGになじむように調整する方法について、追記したいと思います。

最近も仕事でセルルックの背景を制作することがあり、他のフィルターの方がクオリティーがよいと感じることがあったので、そのあたりについてメモしたいと思います。

各設定値はあくまで参考までと思って下さい。

■アニメ調テクスチャに適したPhotoshopフィルター
「パレットナイフ」
 一番美術背景の雰囲気に近いと思います。設定値はストロークの大きさは10~15ぐらい、ストロークの正確さは3、線のやわらかさは10あたりがよいかと。

「カットアウト」
ガッツリ情報を削ることもできるフィルター。設定は、レベル数、エッジの単純さはどのぐらい情報を削るかに応じて設定し、エッジの正確さは3といった感じです。

「塗料」
情報の削り具合としてはパレットナイフと同じぐらいですが、雰囲気が違います。設定はブラシサイズが8ぐらいでシャープを20程度、ブラシの種類はシンプルを使うという感じです。


お好みで、これらのフィルターに加えシャープやブラー系のフィルターをかけてもよいかと思います。

これらのフィルター処理をしたレイヤーを、以前の記事同様に描画モード「輝度」で重ねて、不透明度で微調整します。

個人的には、パレットナイフが一番しっくりくる感じがしますが、ディテールの残し具合などによってフィルターを選択する必要があると思いますし、「カットアウトで大きくディテールを削ったレイヤー」と「パレットナイフでディテールを残したレイヤー」など組み合わせて使ってもよいかと思います。

このあたりはまだまだ研究の余地がありますね、手描きできれば一番いいのでしょうが、私のように絵心がないと・・・。

今後、painterなど他のソフトでも試してみたいと思います。

ブログ内検索:Search

Translate

ラベル

Blogリンクタグ

QooQ