AfterEffectsで一発！「プロジェクトの整理」

AfterEffectsデータの整理

　仕事で作業していると、他人に自分が作業しているAfterEffectsの一部のコンポだけ渡したい時があります、そのままAEPファイルを渡すと、不要なデータも含んでいて分かりにくい状態のままです。

　そんなときのために、選択したコンポジションに含まれているものだけ残して、それ以外を自動的に削除してくれる機能があります。

■「プロジェクトの整理」（ファイル->プロジェクトの整理）

　下図のようにA～Fの素材・コンポ等を含むプロジェクトがあり、コンポAの中にB・C、コンポEの中にFがある時に、コンポAの内容だけにしたいとします。
　プロジェクトパネルでコンポAを選択した状態で、「プロジェクトの整理」を実行すると、下側のようにコンポAに関わっているA～Cだけがプロジェクト内に残り、非常に簡単に整理できます。


　もちろん、コンポの中に何重にプリコンポが入っていても問題なく、一番下の階層まで潜って整理を行ってくれます。

　ちなみに、すべてのコンポジションを選択して実行すると、「未使用のフッテージを削除」と同じ結果になります。

注意しないと必要なデータを削除してしまうことも…

 非常に便利な機能ですが、状況によっては必要なデータも削除してしまうことにもなってしまうので注意が必要です。

例えば、現時点の aepデータとしては未使用のコンポやフッテージでも、後工程で使用するために入れておく必要がある、といったことがあります。
そういった場合は手作業での整理が必要になりますので、
その案件によって、どういった整理が必要が確認したうえで利用しなければいけません。

こちらの、「プロジェクトの整理」以外にも「すべてのフッテージを統合」という整理機能もありますので、合わせて効率よく正確に整理作業を心掛けたいものです。