[AfterEffects]特定の範囲だけプレビュー・レンダリングする方法

2025/05/24

AfterEffects Rendering Tips

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AfterEffectsにおける「目標範囲(Region of Interest)」とは

目標範囲は、コンポジションパネル下部にあるアイコンのオン・オフで使用する、プレビューやレンダリングで表示・出力する範囲を指定できる機能です。
この範囲を指定することで、重いコンポジションや高い解像度のコンポでも、必要な部分だけを効率よく確認・出力できます



「目標範囲(Region of Interest)」の使い方

基本的な使い方は簡単で、コンポジションパネル下部にあるアイコンをオンにして、表示したい領域をドラッグするとその範囲のみプレビューされるようになります。
アイコンをオフにすれば、全体の領域が表示されます。
オフにしても、設定された領域は保存されているので、
目標範囲をリセットしたい場合は、Alt(Windows)またはOption(Mac)キーを押しながら目標範囲アイコンをクリックすると、全体表示に戻ります


「目標範囲(Region of Interest)」の活用方法

・プレビューの高速化

目標範囲を設定すると、指定範囲だけをプレビューできるため、全体を再生するよりも動作が軽くなります。

・コンポジションサイズの調整

範囲を指定後、「コンポジション」メニューから「コンポジションを目標範囲にクロップ」を選択すると、コンポジション自体のサイズを目標範囲に合わせて変更できます




・レンダリング時のクロップ

目標範囲はプレビューだけでなく、レンダリング時にも有効活用できます。レンダリング設定で「目標範囲を使用」を選択すれば、指定した範囲のみをレンダリングできます。
これにより、不要な部分を除外し、レンダリング時間やファイルサイズを削減できます。



まとめ

After Effectsの「目標範囲」機能は、プレビューやコンポジションサイズの調整だけでなく、レンダリング時にも指定範囲のみを出力できるため、作業効率とレンダリング効率の両面で非常に有用です。
特に大規模なプロジェクトや部分的な編集・出力が必要な場面で、無駄のないワークフローを実現できます



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