PCの性能を計るベンチマークソフト
パソコンの性能を計るソフトとして「ベンチマークソフト」というものがあり、新しいCPUやGPUが発売されると、様々なソフトで計測された結果が公開され一喜一憂するのですが、各ソフトごとに計測対象が異なっています。
例えば、PC全般の処理速度を計るベンチマークソフトや、特定のゲームソフトの処理性能の計測に特化したもの、HDDやSSDへのアクセス速度を計るもの、など…、色々なアプリケーションがあります。
ここでは、動画制作やCG制作を行うクリエイター向けのベンチマークソフトを中心にまとめてみたいと思います。
Cinebench
3DCGソフトの「Cinema 4D」で知られるMaxon Computer社が、無料で提供しているCPUベンチマークソフト。
CPUの性能比較などではよく使われるメジャーなベンチマークソフトです。
マルチコアを使った際のテストと、シングルコアの性能を計測する2種類のテストが行える。
最新版はCinebench R20で、「Cinema 4D Release 20」と共通の3Dエンジンを利用しているため、実際のレンダリング能力の比較として活用できます。
CinebenchR20
Blender Benchmark
フリーの3DCGソフトとして有名な「Blender」でのレンダリング速度を計測するベンチマークソフト。
CPUを使用した場合と、GPU(グラフィックボード)を使用した場合のレンダリング速度を選んで計測することができます。
上記の画像にある6つのシーンのレンダリング時間の計測を行えますが、すべて行うと結構な時間がかかります。各シーンごとに計測結果は表示されるので、いくつかのチェックをはずしても問題ありません。(bmw27が一番軽いシーンです)
計測はバックグラウンドで行われ、計測結果はレンダリグ時間で表されるので、数値が低い方が性能が高いということになります。
Blender Benchmark
PugetBench
クリエイター向けコンピューターを販売しているアメリカのPugetSystems社が提供しているベンチマークツール。
実際のAdobeのクリエイティブ系のソフトウェアを使って性能を計測するもので、対応しているソフトウェアはPhotoshop, Lightroom Classic, Premiere Pro, After Effects, AERender。
PugetSystems社のホームページでは、上記Adobe系のベンチマークソフト以外にも、Maya、3dsmax、Unity、UnrealEngine、DaVinci Resolve、など多くのクリエイティブ系ソフトやCADソフトなどの性能比較を詳細に行っており、その情報もかなり参考になります。
PugetSystemsのWEBページ上部の「Solutions」からソフトウェアを選び、各ページの「Hardware Recommendations」のページを開くと、様々な性能比較の情報を見ることができます。
PugetBench
V-Ray Benchmark
3DCGレンダラーソフトの「V-Ray」を開発している、ChaosGroup社が提供しているベンチマークソフト。
CPU および CUDA 対応 GPU の両方を使用して、どれくらい早くV-Rayシーンをレダンダリングできるのかを測定するソフトです。
テストは1分間のサンプル量を測定し、そのスコアで表されます。
V-Ray Benchmark
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