[3dsmax]通常のレンダリング出力と同じ画像をレンダリング要素(Render Element)の「Blend」を使って出力する

2012/11/23

3dsmax Rendering

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■レンダリング要素の「ブレンド(Blend)」エレメントから通常のレンダリング出力と同じものを出力する

 これは簡単で、レンダーエレメントに「ブレンド(Blend)」エレメントを使用すれば、通常のレンダリング出力から出されるビューティー素材と同じものが出力されます。

これだけでは大したメリットはないですが、この「Blend」素材には以下の様な設定項目があります。

How to render buty image by render element in 3dsmax

BlendエレメントのUI


 デフォルトではこれらのすべての項目にチェックが入っていて、この状態でレンダリングを行えばBlend素材=ビューティー素材となります。

Fogなどの環境効果を取り除いたものをレンダーエレメントとして出力したい時があります。
その場合には「環境効果(Apply Atmosphere)」のチェックを外してレンダリングすれば、Blend素材にビューティーからFogなどが取り除かれたものが出力できます。

同様に、「シャドウ」や「屈折」などのチェックを外せば、ビューティーから各要素が取り除かれたものが、Blend素材として出力されます。

■Blendエレメントの注意点

 このBlend要素には注意点があり、RLAファイルのように画像だけでなく、Z深度やマテリアルID情報などを含んだ画像形式にはの追加情報には対応していない、ということです。

通常のレンダリングアウトプットから出力する場合は、RLAファイルなどが使えますが、BlendエレメントからはRLAファイルを指定しても、Z深度やマテリアルIDなどの付加情報は正しく追加されないため注意が必要です。

また、この他にも Exposure Control(露出補正コントロール)の影響も反映されないので、こちらも注意が必要です。

Blend element can not hold influence of exposure control, optional channel data in RLA and RPF file.


■Pencil+で使う場合の注意

このBlendエレメントはPencil+との相性が良くないようで、画像がうまく出力されないようです。Pencil+でレンダリング素材をBlendから出したい場合は、Pencil+の専用レンダーエレメントを使う必要があります。

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