■レンダリング要素の「ブレンド(Blend)」エレメントから通常のレンダリング出力と同じものを出力する
これは簡単で、レンダーエレメントに「ブレンド(Blend)」エレメントを使用すれば、通常のレンダリング出力から出されるビューティー素材と同じものが出力されます。
これだけでは大したメリットはないですが、この「Blend」素材には以下の様な設定項目があります。
デフォルトではこれらのすべての項目にチェックが入っていて、この状態でレンダリングを行えばBlend素材=ビューティー素材となります。
Fogなどの環境効果を取り除いたものをレンダーエレメントとして出力したい時があります。
その場合には「環境効果(Apply Atmosphere)」のチェックを外してレンダリングすれば、Blend素材にビューティーからFogなどが取り除かれたものが出力できます。
同様に、「シャドウ」や「屈折」などのチェックを外せば、ビューティーから各要素が取り除かれたものが、Blend素材として出力されます。
■Blendエレメントの注意点
このBlend要素には注意点があり、RLAファイルのように画像だけでなく、Z深度やマテリアルID情報などを含んだ画像形式にはの追加情報には対応していない、ということです。
通常のレンダリングアウトプットから出力する場合は、RLAファイルなどが使えますが、BlendエレメントからはRLAファイルを指定しても、Z深度やマテリアルIDなどの付加情報は正しく追加されないため注意が必要です。
また、この他にも Exposure Control(露出補正コントロール)の影響も反映されないので、こちらも注意が必要です。
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