Default Scanlineレンダーでのフリッカー対策 検証メモ

2014/11/13

3dsmax Rendering

t f B! P L

 仕事のとあるカットで、地面オブジェクトにフリッカー(チラつき)が発生した際に検証したメモです。
画像が載せられませんが、自分用のメモ兼、何かの参考になればと思います。

 フリッカーが発生したオブジェクトのテクスチャのBlurは0.01に設定し、画がボケないようにしたところフリッカーが発生したので、レンダリング設定などで対処を考えました。 
フリッカーが除去され、画がボケないような結果が得られればということで、レンダリング時間、
フリッカ-除去、画のボケ具合、の3点で簡単に比較。

以下の変更したレンダリング項目の各設定は全てデフォルトです。

・Global Super SamplerをHummersleyに
レンダリング時間 1:53
フリッカ-除去 ○
画のボケ具合 強

・対象のテクスチャのfilteringをPyramidalからSummed Areaへ変更
レンダリング時間 1:18
フリッカ-除去 ×
画のボケ具合 なし

・対象のテクスチャのfilteringをPyramidalからSummed Areaへ変更し、Blurを0.1に変更
レンダリング時間 1:15
フリッカ-除去 ×+
画のボケ具合 なし

・対象のテクスチャのfilteringをPyramidalからSummed Areaへ変更し、Blurを1.0に変更
レンダリング時間 1:13
フリッカ-除去 ○
画のボケ具合 強

・Global Super SamplerをMax 2.5 Starに
レンダリング時間 1:20
フリッカ-除去 △
画のボケ具合 弱

・Global Super SamplerをAdaptive Haltonに
レンダリング時間 1:48
フリッカ-除去 ○
画のボケ具合 強

・Global Super SamplerをHummersleyに、antialias filterをCutmull-Romに
レンダリング時間 1:50
フリッカ-除去 ○
画のボケ具合 微量

・Global Super SamplerをAdaptive Haltonに、antialias filterをCutmull-Romに

レンダリング時間 1:51
フリッカ-除去 ○
画のボケ具合 微量


■まとめ
Hummersly + Catmull-Rom、Adaptive Halton + Catmull-Romが、良い結果でした。
最終的には、過去にも使用歴があったので「Hummersly + Catmull-Rom」の組み合わせで対処しました。

--その他メモ --
Adaptive UniformとMAX 2.5 Starは、Adaptive HaltonとHammersleyよりもエイリアシングが起こりやすい、という記述がヘルプにあったため、MAX2.5 starの結果を見た時点で今回はAdaptive Uniformの検証を見送りました。

■参考サイト
https://uziboze.wordpress.com/2010/09/18/3dsmax-%E3%83%86%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%BC/

https://graphics10.web.fc2.com/pack/aa.html

https://docs.autodesk.com/3DSMAX/15/JPN/3ds-Max-Help/index.html?url=files/GUID-97BC995B-D697-488E-B4FC-4AE8B07537DC.htm,topicNumber=d30e363321

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